宣言どおり、昼休み先輩は私を迎えに来た。


「亜美行くぞ。」と言葉では言わずに、目で私に訴える先輩。


顎で私を呼ぶのはやめてくださいっ!


「いいなぁ・・・亜美。あんな素敵な彼氏・・・。」


「彼氏じゃないってばっ!」


けど、断る事も出来ずに、今私は廊下を先輩と歩いている・・・。


その時、あっ、先生だ・・・。


先生が前から歩いてくる。


「こん・・・。」


先生はすっと私の横を通った。


今、私・・・無視された?!


なんなの?先生!私はちょっとむかついた。


そこまで私を拒否しなくてもいいじゃないっ!


「先輩、早くランチしましょう!」私は大きな声でわざと言った。先生に聞こえるように。