キーンコーンカーンコーン♪


「あっ・・・終わっちゃったね。」


「あぁ。」


「もう、歩けるか?」


「うん・・・。」


こうしてイケメン君は私の手を取ってくれる。


「ありがとう。」


そして、私は手を引かれながら何も言わずに教室まで連れてきてくれた。


すると、途中で私達は逢ってはいけない人に逢ってしまった。


それは、授業が終わったばかりの先生・・・。


「渡貫・・・?」


「あっ、先生。」


私は手を繋いでいて事を思い出し、咄嗟に手を離した。


「今までどうしてたんだ?」


「えっと・・・。」


どうしよう、何て言えばいいんだろう。