壁に押し付けられ、私絶対絶命のピーンチ!


相手は私の顔に顔を近づける。


「いやいやっ!」私は首を横にブンブンと振る。


あぁ、キスされるっ!って思ったその時、


「やめれば?」という落ち着いた声が聞こえた。



そこに現れたのは・・・。


あまり見た事が無いイケメン君だった。


「やべっ!」


私を襲おうとした奴は、非常階段を下りていく。


ん?顔を見ただけで逃げるなんて、この人って怖いの?


「はぁ・・・。」


私はホッとしてあいまったらしく、腰が抜けてしまったらしい。


階段に座りこんでしまった。



「しょうがねぇなぁ。ほらっ。」


そう言って、私に背中を向けてしゃがんでくれるイケメン君。


これって、おんぶって事ですよねぇ?!