麻奈は舌をペロッと出して笑っていた。


「でもね?肌のつやはいいよぉ。それに!色つきリップなんかしちゃってぇ。」


麻奈には私の全てがバレる気がした。


恐るべし幼なじみ!



「で?相手は誰なのよ!」


「麻奈の知らない人。」


「えーっ?!」と麻奈は不満顔。


「お姉ちゃんの友達。」これは本当。


「お姉ちゃんって23だっけ?結構上だねぇ。」


「うん・・・。」


「7個?8個も上だよ?」


そうなんだけど・・・。



「でも、何で学校にお洒落なんかしてきてんのさ。」


さすが麻奈ちゃん鋭いね。


お姉ちゃんの友達が、ここの学校の先生なんです。


とは、失恋したんだし?絶対言いません。