先生のおかげで、今日は楽しまなくちゃと思った。


「拓海さん行こうっ!」


私は先生の手を引っ張る。


「お姉ちゃんごめんね!」


「いいのよぉ。私の可愛い妹ちゃん。」


そう言って抱きしめてくれるお姉ちゃん。



「亜美?もう大丈夫?」


「うんっ!拓海さんのおかげかな?」


「そっかぁ、拓海に何もされなかった?」


いやいや、されるところか、助けてもらったんですってば!



「亜美!あの滑り台行こうっ!」


「えっ?無理無理!」


「誰かと乗れば大丈夫よ。」