私はみんなに向かって叫んだ!


「溺れる!!!」


しかしみんなの反応は・・・冷たかった。


「足着いたら大丈夫よ?」


だからぁ!泳げない私にしてはそれが難しいんだってば!


もう駄目・・・私はここで死ぬのね・・・。


そう思って手を離して、水に顔が潜った時・・・



「大丈夫か?」


と、先生が私のわきの下に手をやり溺れるのを防いでくれたのだ。


先生は優しくプールから私を出してくれる。


その頃、みんなはというとプールの先に流され見えなくなってしまっていた。