「彼氏は・・・いません。」


「それは良かった。」


先生?良かったの意味が分かりません。


高校生の恋愛は不純異性交遊だともおっしゃいます?



「自己PRは・・・『社会は嫌いです。でも、先生は嫌いじゃないので少しだけ頑張ってみます』か・・・。」



先生は私にニコッと微笑んだ。


「俺の事、好きなんだ。」


いやいや、ちょっとは好きかもだけど、そんなにストレートに書いてません!


ん?てか、先生のこの勝ち誇った顔!


ちょっとむかついてきた・・・。



「私は先生は好きじゃありません!嫌いじゃないだけです!あくまでも普通です!」



言ってやった。


私が思っている全ての事を!


私は勢い良く先生の部屋から出る。



良く考えると・・・、先生に宣言した今の言葉・・・。


たいした事言ってないじゃん?!