しかし、みんなが指している方向を見ると、どうみても先生とお姉ちゃん。


「うん・・・。先生とお姉ちゃんみたい。」



私は心の中のモヤモヤやイライラを隠すのに必死だった。


何で先生とお姉ちゃんが一緒にいるの?



「ねぇ?つけようよ!」


「そんなの駄目だよ。」


「でも、気にならない?」


やだ!私は2人を見ていたくない!


「あっ、2人腕組んでるよ!」



衝撃的だった。


私と先生はちょっと手を繋いだ事はあるけど、腕を組んだことなんて無い。


それも、こんなに人前で、気にせず一緒にいられるって事が羨ましくもあり、お姉ちゃんをちょっとだけ憎んだ。