「ある生徒から、金澤先生と渡貫さんが一緒に住んでいると、連絡がありました。これは事実ですか?」


えっ・・・?住んでなんかいないけど?


もしかして、うちに来てる事を行ってるの?


私は先生の顔を見る。


すると、先生は大丈夫だよという目で私をみた。俺を信じろと。


うん・・・信じるね。先生。


「渡貫の家に行ったのは事実です。一緒には住んではいません。付き合ってもいません。」


えっ・・・?


私は思ったより『付き合っていない』という言葉に動揺した。


そう、嘘付くのは当たり前だけれど、私の為に言ってくれているのは分かってるけど、ちょっと悲しいよ、先生・・・。