先輩は、殴られた勢いで床に叩きつけられた。


「先輩っ!」


私が、先輩に近づくのを阻止する先生。


すると先輩が、フッと笑って


「こんな事、学校に知れ渡ったら、先生間違いなく首ですよ・・・。」


えっ・・・?私は一気に血の気が引いた気がした。


「いやぁ!」


私は先輩に駆け寄る。


「先輩!お願いだから、そんな事しないで!私の先生を私から取らないでぇ・・・!」


私は思いっきり泣いた。そして、先輩のワイシャツを握り、先輩をゆすった。



けど、先生は案外と冷静で


「いいよ。僕は。亜美の為に学校を辞めさせられても、公開なんて1つもしない。」


はっきりした口調で先生は言った。