すると、向こうの方から、先輩が笑顔でやってきた。


「おっ、亜美が俺の事を待っててくれるなんて感激だな!」


と、先輩はおどけて見せたけど、先輩は何かを察してくれているようだった。


「入れよ。」私は言われるがままに生徒会室へ入る。



「朝から何か用?それとも逢いにきてくれただけ?」


先輩が腕組をしながら私に聞く。



「あの・・・。私、先輩とは・・・!」


「ちょっと待った!俺は君の事諦める気ないよ?で、何?続きは。」



先輩は意地悪だった。