やることのない私は、そのあと部屋に閉じこもって音楽をかけながら宿題を一気に終わらせた。


「んー疲れた」


宿題を終わらせてベットに横になると、睡魔に襲われた私はそのまま眠りの世界へ。


それからどれくらいたったか分からないけど、美結~って呼ぶママの声で目が覚めた。


「美結、始めましょ」


「はーい」


鏡で一応、自分の顔を確認する。


寝起きって、どんな顔してるか分かんないからね。


階段をバタバタと下りて、リビングに向かう。


「あっ・・・」


最初に目に入ったのは、ここに居るはずのない人。


「どうして?」


「親の命令」


「そっか」


そこには、愛人の姿があった。