「ママたち疲れてない?」


「うん。大丈夫」


レストランに入って、私と愛人、その前にママとパパが座った。


「まあ、美和はずっと寝てたしな」


「寝てないよ~」


「へ~じゃあ、俺の膝の上に頭を乗せて気持ち良さそうにしてたのは誰だったのかな?」


パパがママの顎をクイっと持ち上げる。


そのまま二人の唇が触れ合いそうになる。


「ちょっと!」


その瞬間、ママがパパの肩を押した。


「龍矢のバカ!美結と愛人君の前で」


「フッ。真っ赤」


「だって・・・」


パパがママの髪にキスを落とす。


相変わらず仲良いなと思ってると、料理が運ばれてきた。