えっと、こーゆー人のことを執事さんって言うのかな?


背がスラッとしてて白髪の一柳さん。


私や愛人にしたらおじいちゃんって年齢だけど、見た目がとっても若くてかっこいい。


「さあ、お茶の用意が出来ました。愛人様、美結様、どうぞ」


愛人がパタンと本を閉じた。


ゆっくりベットから立ち上がり、お茶が用意されたテーブルに向かった。


テーブルの上には、私が持ってきたゼリーと温かな紅茶が用意されていた。


「ふーん」


「えっ?なに?」


愛人がジーッとゼリーを見つめる。


「お菓子作りなんてするんだ」


「するよ~ママと一緒に。今日は、一人で作ったけど」


「ふーん」


買ってきたもの、持ってくればよかった。


なんか、人に食べてもらうって緊張するよ~