「だって…

すごく気持ちいいんだもん
ここで歌うのっ!!」






あたしの言葉に対して
お兄ちゃんの反応は
なにも言わずに小さくため息




そうだね…

わかってるよ…




「ごめんなさい…」




あたしゎ素直に謝った






「…うるさいことゎ
言いたくねぇが…」




そういいながら
お兄ちゃんはたばこをくわえ
先端に火をつける



そして
「ふぅっ」と煙を吐き出し
あたしに視線を向ける




「すぐ学校に戻れ


それから今日は早めに帰って来い。

合わせたい奴がいる。」



そう言うと
お兄ちゃんは腰を上げ
出口へ向かう




「…わかったな?」



そしてあたしとすれ違う瞬間
あたまをポンポンと2度叩いていった





もう…!!

子供扱いして…って






「お兄ちゃん…たばこ!!」