「…っ……」


里海には…美海しかいないんだなーー。


他に頼れる人なんていない…。


美海だけが自分の見方で…唯1人の家族…。


こんなに小さいのに…、美海の異変を分かっているんだな…?


だから…1人になるのが怖くて…美海の側を離れられないんだ…。


「里海…ごめんな…っ、オレが…もっと早く…真実に気付いていれば…

もっと早く…迎えに来ていれば…っ……」


もう言葉が出てこなかった…。


次から次へと出てくるものは……


後悔の涙ばかりだ…。