渡されたメモを見ながら、リーグはトボトボと廊下を歩いていた。その姿を中庭から見ていたアイワイが声をかけてきた。
「リーグさん。」
「あ、アイワイさん。」
「どうしたんですか?何か落ち込んでいるみたいですけど。」
「ちょっと、失敗しちゃって・・・。せっかく、さっき案内してもらったのに、また買い出しに行かなくちゃいけなくなったんですよ。」
「また?なんで?」
少し驚いた顔をした。
「アイワイさんは言術使えるんですよね?」
「えぇ、少しなら。」
「じゃあ、ボアリソンって知ってます?」
「えぇ、もちろん。回復の想いを強める薬草の一種よ。苦いから私は使わないけど。それがどうかしたの?」
「やっぱ、言術を使う人は知っているんですね。そう言うの・・・。」
リーグはさらに落ち込んだ。
「じゃあ、アユリソンは?」
「えぇ、それも回復の想いを強める薬草の一種よね。」
「僕はその何ですか・・・回復なんちゃらって言うのもよくわからないから、店の人に言われたまま、ボアリソンが品切れって事で、アユリソンを買ってきたんです。それが良くなかったみたいで・・・。」
「えっ、なんで?どっちも回復系だから問題ないと思うんだけど。」
アイワイは戸惑った。
「リーグさん。」
「あ、アイワイさん。」
「どうしたんですか?何か落ち込んでいるみたいですけど。」
「ちょっと、失敗しちゃって・・・。せっかく、さっき案内してもらったのに、また買い出しに行かなくちゃいけなくなったんですよ。」
「また?なんで?」
少し驚いた顔をした。
「アイワイさんは言術使えるんですよね?」
「えぇ、少しなら。」
「じゃあ、ボアリソンって知ってます?」
「えぇ、もちろん。回復の想いを強める薬草の一種よ。苦いから私は使わないけど。それがどうかしたの?」
「やっぱ、言術を使う人は知っているんですね。そう言うの・・・。」
リーグはさらに落ち込んだ。
「じゃあ、アユリソンは?」
「えぇ、それも回復の想いを強める薬草の一種よね。」
「僕はその何ですか・・・回復なんちゃらって言うのもよくわからないから、店の人に言われたまま、ボアリソンが品切れって事で、アユリソンを買ってきたんです。それが良くなかったみたいで・・・。」
「えっ、なんで?どっちも回復系だから問題ないと思うんだけど。」
アイワイは戸惑った。