今まで24年間生きてきて、こんなに嬉しいと思った事とこんなに混乱した事はなかった。
それも同時になんて。

ベッドで目が覚めて、自分が何も身につけていなくて。

そして隣りで眠る寝顔まで綺麗な男はまさしく私の片思いの相手で。

「……どうなってるの」

微かにつぶやきながら、なんだか重い頭で必死に思い返す。