「か…なきゃ…」

「あゆみ?」
やっと出た私の微かな声に健二くんとめぐみが不思議そうな顔をする。


「いかなきゃ!今の私の弟なの!」

私の思いがけない言葉に二人は目を丸くする。

「まじかよ…早くいくぞ!」

健二くんが私の手を引く。