「シンデレラ。いいか、俺は、いままで君ほど美しい少年に会ったことはない」

それは、お世辞でもなんでもありませんでした。

「だから、君を、俺の付き人にしてやることにした」

もともと、そのつもりで開いた舞踏会です。

王子様は、当然、シンデレラが喜ぶものだと思っていました。