「君がもたもたしているから」

シルハが言いました。

「そうだよ、お兄ちゃん」

シルクも言いました。

でも、シンデレラには、舞踏会に少し遅れるくらい、どうでもいいことです。

なぜなら、シンデレラの世界一は、お父さんだけなのですから。

それで、シンデレラは、平気な顔をしていました。