「瑞樹、遅いなあ・・・」

まあ、そこらへんのいすにでも座っておくか。

そして、いすの方に向かおうとしたら、瑞樹を見つけた。

「あ!みず・・・」

あたしは、目を疑った。

だって、瑞樹があたしの知らない人とキスしてるんだもん。

目の奥が熱くなった。

誰かに泣いてるところを見られるのは嫌だから、あたしは走った。