そこは立派な家だった。

「・・・あれ?あの人、おぼっちゃま?」

やばくない?

あたし、超どでかい態度とっちゃったよ・・・。

家の前で突っ立っていたら、あの少年が出てきた。

「あ!!みゆき様!」

「へ?あ・・・あのこれ。」

「何ですか?」

「さあ?わかんない。お父さんに渡して来てって言われただけだし・・・」