そして現在。
春斗は初めて出たドラマで大ヒット。
私に構ってくれなくなった。
3週間前に電話をくれただけ。
学校に来るのも1週間に来るか来ないか。
「ねぇ。想吾」
「ん?」
「あたし春斗と別れる」
「え・・・・どうして・・・」
「だって想吾言ったでしょ?自分に嘘つくなって」
「あぁ」
「自分に嘘つかない。私が本当に好きな人はあたしを分かってくれる人」
「でも、春斗何時学校来るかわかんないんだぜ?」
「いいの。何時でもいい。あたし別れたいの。もう辛い」
「そっか。お前が決めたことなら否定はしねぇ」
想吾は私の頭をポンッと叩いて行ってしまった。