「ロイ様!
その方々は罪人と汚らわしい亜人ではないですか!!!」

「わかってる。
黙っておいてはくれぬか?
後でご褒美あげるから、な…?」


たった今、ロイとリリアとウォルフは亜人の町、いや収容所からでたのだが、ばったりとメイドに出くわしてしまっのだ


しかしロイは慌てず、妖美な表情を浮かべてメイドの頬にキスをした

キスは、唇以外は無効なのだ


するとメイドは、ほんのりと頬を赤らめて弄らしげに呟いた


「もちろん言いませんわ…。」

「ああ、いずれ俺様から報告する。」


そう言ってロイはヒラヒラとメイドに手を振り、先に進んで行った