やがて運ばれてきたモノは、彼にとっては未知のシロモノであった。
不用意に手を出すと、熱い滴が頬を襲う。


──だが、悪くはない。


──オ ウ ド ン…


遠い昔、誰かからそう教えられた記憶があるような…