‘狭いが我慢してくれ’との主人の声と

‘驚かされるよ。普通中入るの嫌がるぞ。本当にリュウの言葉解るんだな’
と古谷さんが話すとグラッと揺れて俺は焦った


‘白龍、外に出るからな。俺がいるから安心して’


主人の声がして玄関の扉が開くと、いつもと違う空気が目の前の小さな窓から入ってきた