「おまたせ」


屋上の扉を開けると市川さんと悠里が振り向いた


悠里は白龍を抱きながら不安そうに俺を見ていた


俺は悠里の横に座り頭を撫でながら微笑んだ


「ご飯食べに行こ」

「リュウ」


「これからよろしく」


悠里は理解してくれたらしくニコッと笑った