「早いほうが良いだろう」


古谷さんの言葉で俺は立ち上がった


「悠里、これから仕事?」


心配そうに見つめる悠里に言うと、市川さんが今日は帰るだけと教えてくれた


「白龍預かってくれる?社長の事、苦手みたいなんだ」


ニコッと笑いながら見つめると悠里はコクっと頷いて手を差し伸べた