レイラやミルシアを助けるには、今出て行ってはダメということだ。
海賊船はいかりを揚げて、どんどん沖から出て行く。
それをただ見ているだけのリリが
「レイラー!ミルシアー!お母さん!すぐ助けに行くから待ってろよー!!」
と叫ぶとレイラはフッと笑った。
その時人が1人溺れているのを見つけた。
リリは助けに行こうと思い、海に飛び込んだ。
リリは泳ぐのがとても速いのだ。
浮き輪を持って人のいる所に行き、自分も戻ろうとした時!
下にある岩で足に傷を負ってしまった。
「っわ!はぁはぁ。うわっ!っぷ。ごぼ」
溺れてしまったのです。ミイラとりがミイラになるとはこのことだ。
そのままリリはもがきながら沈んでいった。
そしてついたのはとある海岸だった…と、まあそう上手くいくわけもなく気付いた時リリは海賊船に乗っていたのだ。