するとフワァと女の子がおりてきた。
フリルのピンク色のワンピースをふわふわとなびかせクルクルしたブロンドの紙にリボンを付けたどんぐり眼の可愛い女の子だ。
「リリったらまた男の人泣かせて。」
と女の子は言った。
「ミルシア!?なんでここに?ってことはレイラもいるの?」
とリリが言った瞬間「ご名答」ともう1人の女の子が飛び降りてきた。
長い黒髪がバサッと広がりなびいている。
チュ-ブトップのイエローにショートパンツが似合っている、ラフな格好の女の子がレイラだった。
「リリーお久しぶり!リリを驚かそうと思って遊びに来たぞ♪」
この2人は、リリと幼なじみで隣の島に住んでいる。
3人ともとても仲良しなのだ。
「わー!どうしたの?急に!?1年ぶりだね~!」
と驚きながら言った。
ミルシアは14才、レイラは17才だったので1年というのはとても差があるように感じるのだ。
「ふふ。大成功ね!レイラ。」
とミルシアが言った。
「そうね。そうそうリリ。貴女に大事な話があって来たのよ今日は。」
とレイラが言った。
「話って?」
「リリ。貴女のお父様の海賊船の名前が解ったのよ!その名は…!」
とその時ドカーンと激しい爆撃音が鳴り響いた。