「それ以上しつこくすると…あんた死ぬよ?」
(そんな!)ダッ
走っていくリリを見て「あははは!逃げた逃げた!」と笑い声がした。
(もうやだ…!)
そう思いながら町を走り抜けて仲間の所に戻った。

すると後ろから声がした。そう、あいつらだ…。
「あ~!さっき逃げた女だぁ!!」ミルシアが言った。
「あははは。しょうこりもなくまた来たの?」レイラが言った。
その時近くで「リリ…!」そう声がした。
ふっと見るとそこにはお母さんがいた。
「お母さん!!」
「リリなのね!おお!リリ。ミルシアちゃんとレイラちゃんは強力な催眠術にかけられているの!貴女の強い意志さえあれば元に戻るはずよ。」
「ありがとうお母さん。」