「くぅ~!むかつくぅ!あんなやつが同じ年なわけない~!!!」
「まあまあそんなに怒らないで。」とウィンクした。


その夜リリはエステラルドのとなりの部屋をもらった。
(いい部屋じゃん!)

――コンコン
部屋をノックする音が聞こえた。
「Hi☆子猫チャン!」とエステラルドが入ってきた。
「よろこんで!いい情報よ!!貴女お友達探してるのよね。」
「なんで知ってるの?」
「そりゃぁ貴女が寝言で言ってたからよ。そのお友達なんだけどね、その子のいる船、キャンバスナイトはこの船とライバル同士って事…知ってるわよね?それで船長が賭けをしたの。どっちが先に“青き秘宝”を手に入れるか。だからキャンバスナイトとは何回か決戦をすることになりそう。もちろん覚悟しておくことね!もしもの事を…考えてね。」
「そんな…。」
「頑張ってね。悩み多き子猫チャン♪」と言うとサッサと部屋を出て行った。