……寒い、



手が悴んでシャーペンが持ちにくい。



寒いな…、紺づめても駄目だしちょっと休もかな?



そう思いシャーペンを机に置いた時だった



「夏華、お友達よ。」とお母さんに言われたので



椅子に掛けてあったカーディガンを着て、玄関へと向かった



汐香なぁ?、そう思いながらもドアを開けた



「え、爽くん!?」



ドアを開けるとそこには制服のままの爽くんが立っていた