私は目を丸くして驚いた。


「小さくなったからだ」


「なれるんだ!!」



1人感動する私。

アロはそんなことも出来てしまうのか、と。


「当たり前だ。俺様を嘗めるなよ」


はいはい。

と心の中で適当に流す。



「……あれ?小さいほうのアロは?」


「アイツはかなり寝起きが悪いからな」




アロは私から視線を外に移した。


腕を組んで、右足のつま先を浮かせたり下ろしたりした。