何度呼んでみても、何度体を揺すってみても、起きる気配がない。



なるほど。


……こっちのアロは寝ぼすけなのね。





もう1人のアロなんて、何時に起きてるか解らないくらい早いと言うのに。



まぁ、あくまで予想だが。




このまま起こし続けても多分起きないだろうし、それに起こす必要もないので、このまま放っておくことにした。




1人、朝食を済ませ、学校へと向かう。



登校している最中、小さいアロは寝顔も可愛いなぁ、なんて思っていた。