あんなにも体を震わせて怖がっていた私を見て、もうあんな思いはさせたくないと思ってくれているのだろうか。


なんだろう。


怖いけど



このまま放っておきたくない……。




原因を作ったのが私だというこもあるけれど、苦しむアロナイヤを助けてあげたいと思ったのだ。





「……大丈夫」


「えっ」


「大丈夫だから」


私は微笑んで見せる。


でもそれは無理して作ったわけじゃなかった。