リビングに来た美由は、お腹が空いたので昼食を作ることにした。




台所に立つとエプロンをつけた。


私がいなくなって、つまらなくなったのか、アロナイヤもリビングへと戻ってきた。




私の後ばっかり追いかけてきて、雛鳥みたいだなぁ、などとぼんやり思った。




「昼食作ってるのか?」


「……そう」


「冷たいな」


「……そう?」



そのとき突然、後ろから抱きしめられた。