私はゆっくりとベッドを抜けると、カーテンを開けた。


本当にいい天気。

それだけで、なんだか幸せな気分に浸る。



たまには1人っていうのも、いいかも。




そんなことを考えながら着替えを済ませて、リビングへと足を運ぶ。


リビングのドアを開くなり、低い声が聞こえてきた。





「遅い」





…………。








だぁぁああああああ!!!





コイツがいたんだった!!!


今までのハッピーな気持ちは一瞬にして消えた。