その言葉に、私は目を丸くした。


3週間なんていったら、半月以上ということになる。



お母さんはぺろっと舌を出して謝った。



……呆れた。




私は「気をつけてね」とだけ言うと、自分の部屋へと向かった。



私の部屋では祐二が荷物をまとめていた。





……ということは、リビングにあった2つの大きな鞄は、どちらもお母さんの物か。


一体何が入っているんだか。