「伝承では繁栄とありますが、一度滅びてまた繁栄するという選択肢もあります」

「うん…ありえる。野蛮な白夜が本気になったら…」

――世界は滅びる。

彩が滅亡の王妃と呼ばれるか、興国の王妃と呼ばれるかは、白夜のココロ次第かもしれない。


今だ白虎王は動かず、玄武王は能力があれど、幼い…太刀打ちできないかもしれない。


「私も…白夜とはずっと一緒ですが、あんな白夜は見た事ない…」

彩を無理矢理抱いた時から、彩だけでなく白夜も少し変わったように感じている。



.