昨日の喧嘩を思い出すと、涙があふれる。




この問題は、きっとずっと一方通行だ。



仕方ない、本当にそれだけだ。







トーイ…


あたし、トーイには言えなかったけど…



この世の中、不公平だと思うんだ。




だって…


こんなに親を慕う彼の父親は、早い死へのタイムリミットがきてしまったのだ。



朱美を苦しめる父親は…今でも生きている。


人に迷惑をかけ、ピリオドを打ちたいと他人からも思われる様な人物−−−




生きていて欲しい人が死んで、

嫌われ者が生きている…



何故だろう。








神様。

一体、何を基準に選別しているのですか?






あぁ、そうか。



この世に…


生きていて欲しいも、

生きていて欲しく無いも、



関係ないのですね…





所詮、誰しも生きている限り"終わり"はくるのだから…