そう微笑む男にあたしは、何て断ったらいいか一生懸命考えてた。


「あっ・・・友達がいるんで・・・。」


「ふ~ん。その友達はどこに?」


「かき氷を買いに・・・。」


「かき氷?かき氷屋さんは、とっくに閉まってるよ。」


あそこのかき氷屋さんだよね?


とか言う男をマジマジとみながら、一瞬、何を言ってるんだと思った。


「は・・・ええ!?」


あたしは、つい大きな声で叫んでしまった。


じゃあ、あっちゃんはどこに・・・


「1番近くて、15分はかかるかな?」


「えっ?え・・・そのお店はどこにあるんですか?」