「きゃ~海だぁ!!」


と海に向って走るあたし。


それを見たあっちゃんが・・・


「こけるなよ~。」


「子供じゃないんだから、こけないわよ。」


とか言いながら、十分子供なんだろうなぁと思っていた。


あと1歩で海ってところであたしは足を止めた。


「そうだ・・・。あたし、海入れないんだった。」


って、別に入ろうとか思ってなかったけど。


「結莉・・・制服のままで海に入るのか?」


「んなわけないでしょ!馬鹿っ!」


「そんなところにいる結莉の方が馬鹿だと思うけど・・・」


「うるさいなあ。これ以上言ったら、かき氷買ってもらうし。」


「おまえ、どんだけ食うんだよ・・・。」


「はい。かき氷買って!」