「結莉と吉田がしゃべってる間にみんな帰って行ったよー。」


「そうなんだ・・・。」


あたし、きっと吉田と喋るのに夢中だったんだろうなぁ・・・


って、重症でしょ、これ。


「まあ、あたしは先に帰るわ。」


と言って席を立つ美里。


「ええっ!?ちょっと、待ってよう。」


「じゃあねえ。」


帰った。


美里は帰ってしまった。


そして、あたしは1人・・・


「さみしっ。」


あたしも頑張ればよかった。


「まあ、勉強だ、勉強。うん。」