何しよう・・・


って、勉強か。


「ちょっとーデート?」


美里が変な笑みを浮かべてあたしに聞いてくる。


「ちっ違うし。」


「とか言ってー。結莉、吉田の事気になってんじゃないのー?」


うっ・・・図星だ。


「もしかして、図星?」


何も答えないあたしを見て美里がそう言う。


「んなわけないじゃん。」


とか言いながら、自分でも顔が赤くなるのがわかる。


「へえ~。」


美里がまた、変な笑みを浮かべて言う。


「ほらっ!早くプリントしたら?」


「あたし、終わったけど?ってか、あと結莉だけだし。」


「へっ・・・?」


周りを見てみると・・・・


「本当だ・・・・。」


あたしと美里以外、誰もいない。