「ああ。そうだよ?」


とあっさりと言った。


は…?


意味わかんない。


「えっ…?」


あいつは…裕也は美里の方に向いてこう言った。


「俺…美里の事が好きだ。あいつの事なんか忘れて、俺と付き合って?」


あたしは、たぶんこの時ポカーンとしてただろう。


「…ごめん。裕也とは付き合えないの。」


…裕也?


…美里?


何この二人!


お互い、呼び捨てじゃん!


しかも、あいつって誰?


「あ…結莉?あたしたち、同じ中学だったんだ。」