裕也はあたしの腕を掴んだ。


「痛いんだけど。」


「だから、おまえは何でここにいるんだよ？」


「何でって…美里を助けてに来たの。悪い？」


「うん。悪い。」


何こいつ。


「あんた何様よ！？」


「俺？裕也様だけど？」


と笑みを浮かべて言う。


「あんたの名前なんか、どうでもいいわよ！何…？もしかして、あんたが美里をここに閉じ込めたの？」


あたしは、恐る恐る聞いた。


そしたら、あいつはこう言った。