「何で…?」


じゃあ、あたしが閉じ込めたって事?


ってか、あたし鍵閉めたっけ?


あたしは、記憶を辿った。


「あ…立川裕也だ。」


いや…でも、あいつは鍵も閉めてないし…


「まあ、先に鍵だ、鍵。」


あたしは、急いで職員室に行った。


「しつれいしまーす…」


何で、今生徒がここにいるんだ?
という顔をして、先生があたしを見る。


「あ、えーっと音楽室の鍵を借りますねぇ。」


ちょっと不自然だったかな?


「じゃっ…」


と言ってあたしは職員室を出た。