「ふぁわ~。さあ、帰ろっかなあ…」


って、美里は本当に何処へ行った?


やっぱ、先に帰ったんだな、うん。


「さあ、早く早くっ」


とあたしは独り言を言いながら、帰る用意をしてた時だ。


パチっ―


「きゃっ」


突然、電気が消えたのだ。


「えっ、え?」


…雷なったっけ?


いや、むしろ晴れてるし。


…誰かの仕業?


あ、美里かもっ!


「美里ー?」


「…。」


「…いるなら返事してよ。」


「…。」